京都市議会開会「維新・京都・国民」が合同会派 第2会派に

先月の統一地方選挙のあと、初めてとなる京都市の定例議会が17日、開会しました。
市議会議員の選挙結果を受けて会派が新たな構成となり、日本維新の会と京都党の議員団に国民民主党の議員が合流して、議員の数が2番目に多い会派となりました。

17日始まった京都市議会では、先月の選挙を受けて会派が新たな構成となり、▼自民党の議員団は19人で最も多く、第1会派に、▼日本維新の会と京都党の議員団に、国民民主党の議員が加わった「維新・京都・国民」の議員団が18人で、第2会派となりました。
▼共産党の議員団は14人で、52年前の昭和46年以来の第3会派となっています。
そして、▼公明党の議員団が11人、▼立憲民主党の議員団が2人、▼「民主・市民フォーラム」が2人、▼無所属が1人となっています。
また、新たな議長と副議長を選ぶ投票も行われ、▼議長は自民党から、▼副議長は公明党から、それぞれ選ばれました。
議会には京都市の今年度の補正予算案が提出され、この中では物価高騰の負担が大きい低所得世帯に対し、1世帯あたり3万円を支給することなどが盛り込まれています。
提案理由の説明で、門川市長は「長引く物価高騰への対応として、昨年度からの切れ目のない支援を実施すべく、国費などを活用して必要な経費を補正する」と述べました。

【京都府議会も会派が新たに】
京都府議会も先月(4月)の府議会議員選挙を受けて、会派が新たな構成となりました。
▼自民党の議員団が28人で最も多く、第1会派を維持しました。
▼日本維新の会と国民民主党は合同の会派を結成して13人となり、第2会派となりました。
▼共産党の議員団は9人で、8年前、平成27年(2015年)以来の第3会派となりました。
▼公明党の議員団が5人、▼立憲民主党と無所属の議員で構成する「府民クラブ」が5人となっています。