京都 葵祭の行列 16日に延期 雨の影響

4年ぶりに行われ、上皇ご夫妻もご覧になる予定だった京都の「葵祭」の行列は、雨の影響で、16日に延期されました。

京都三大祭りの1つの「葵祭」の行列は、毎年5月15日に京都市内で行われてきましたが、新型コロナの影響で去年まで3年連続で中止となっていて、4年ぶりとなる15日の行列は、上皇ご夫妻もご覧になる予定でした。
しかし、京都市内は15日朝から雲が広がって、時折、雨が降る天気となり、行列を主催する葵祭行列保存会は京都市などと協議し、行列を16日に延期しました。
雨で延期になるのは、平成24年(2012年)以来、11年ぶりだということです。
一方、下鴨神社と上賀茂神社での祭りの神事の一部は、予定どおり行われたということです。
15日の午前中、行列の出発地点近くにある京都御苑には、延期を知らずに訪れる人などもいて、京都市観光協会の担当者に問い合わせる様子も見られました。
兵庫県から小学3年生の娘と訪れた50代の男性は「きょうは学校が休みで、いいタイミングだと思って来たので残念です。京都御所や会場の雰囲気を見られたのはよかったです」と話していました。
気象台によりますと、16日は高気圧に覆われて晴れる見込みで、上皇ご夫妻も行列をご覧になる予定です。