「ノッポさん」として親しまれる 俳優の高見のっぽさん 死去

京都市出身で、NHK教育テレビの子ども向け番組「できるかな」で「ノッポさん」として長く親しまれた俳優の高見のっぽさんが、心不全のため88歳で亡くなりました。

高見のっぽさんは京都市出身で、1966年からNHKの教育テレビで放送された子ども向け番組「なにしてあそぼう」と、1970年に始まった「できるかな」に「ノッポさん」という役で合わせて20年以上にわたり出演しました。
ひと言もしゃべらず、ジェスチャーを交えて鮮やかに工作を作り出す姿が子どもたちの人気を集め、「できるかな」では、相棒のキャラクター「ゴン太くん」とのコンビも話題となりました。
このほかにも、児童書の執筆などで子どもたちに関連する仕事を数多く手がけた高見さん。
2007年にはNHKの放送文化賞を受賞しています。
関係者によりますと、周囲を騒がせたくないという本人の希望もあり、これまで公表されていませんでしたが、高見さんは、去年9月、88歳で心不全のため亡くなったということです。