京都へ移転 文化庁の庁舎完成 3月予定の業務開始向け準備
ことし京都へ移転する文化庁の新庁舎が完成し、3月に予定される業務開始に向けて引っ越しなどの準備が進められます。
文化庁の新庁舎は、京都府が3年前(2020年)から京都府警察本部の旧庁舎を改修し、隣に新たに行政棟を建てる形で、建設が進められました。
当初、去年8月に完成を予定していましたが、追加の耐震工事などでずれ込みました。
このほど先月(12月)28日、5か月ほど遅れたかたちで完成し、施工業者から府に引き渡されました。
建設費はおよそ91億円で、府が負担し、年間およそ1億円で文化庁に貸し出されます。
文化庁は、全体の7割以上のおよそ250人が京都で業務にあたる予定で、▼今回改修された地上3階建ての府警察本部の旧庁舎や▼地上6階建ての行政棟の一部に入ることになっています。
今後は、3月27日に予定される業務開始に向けて、引っ越しなどの準備が進められます。
文化庁は京都への移転にあたって、これまで業務のシミュレーションを行っていますが、東京で対応が必要な業務もあり、円滑に運営できるかが課題となっています。