綾部 障害のある作家4人の作品展 絵画や刺しゅうなど展示

障害のある4人の作家が、それぞれの個性を絵画などに表現した作品展が、綾部市で開かれています。

この作品展は、障害のある人たちの作品を専門に扱う綾部市のギャラリー「きりん舎(や)」が企画したもので、兵庫県西宮市の障害者施設を利用している作家4人の絵画や刺しゅうなどの作品、およそ40点が展示されています。
このうち、恒田敦史さんの絵は、クレヨンで塗ったモチーフの上から水彩絵の具で色づけをするという作風で、「花」という作品は、クレヨンで描かれた2つの花のようなものの上に絵の具が弾かれて模様を作り、立体感を生み出しています。
また、竹村幸恵さんの絵は、板に立てかけた画用紙に絵の具を幾筋にも垂らす作風で、「たらり」という作品は、赤や青、紫などの色鮮やかな絵の具が使われていて、一緒に展示されている動画で、竹村さんが真剣な表情で創作に取り組む様子も見ることができます。
きりん舎のオーナーの塩見篤史さんは、「まず見たままをそのまま感じ取ってほしい。そして、作家が楽しみながら創作しているのを感じてほしい」と話していました。
この作品展は、綾部市西町のきりん舎で12月4日まで開かれています。