無重力再現した環境で「流体アート」の作品制作 京大など

音の振動で液体が飛び跳ねる様子を撮影する「流体アート」の作品づくりを手がけている京都大学などのグループが、飛行機を急降下させて無重力を再現した環境で制作した新たな作品を発表しました。

これは18日、京都大学の土佐尚子特定教授などのグループが記者会見して発表しました。
グループは絵の具を混ぜた液体を特殊なスピーカーの上に置いて、赤ちゃんの産声などの音の振動で生け花のような形になって飛び跳ねる様子をハイスピードカメラでとらえる「流体アート」に取り組んでいます。
去年8月、新たな作品を生み出そうと、宇宙飛行士の訓練でも使われる飛行機を急降下させる方法で無重力空間を15秒間再現して絵の具の動きを撮影し、16の作品を制作しました。
その結果、地上で制作した作品と比べて液体は上に長く伸び上がり、これまでにない映像が撮影できたということです。
研究グループでは、今回の映像を11月から各地のショッピングモールで上映することにしています。
土佐特定教授は、「完成した映像を見たときは、これまで見たことがない生き物のようだと思いました。この美しい造形にアートに興味がない人にも立ち止まってもらい、関心を持ってもらいたい」と話していました。