京丹後 「経ケ岬灯台」が国の重要文化財指定に

明治時代に建てられ、現在も使われている京丹後市の「経ケ岬灯台」が、新たに国の重要文化財に指定されることになりました。

新たに国の重要文化財に指定されるのは、京丹後市にある「経ケ岬灯台」と敷地内に同時に建てられた「旧第一物置」です。
いずれも、明治31年に日本海側の船の安全を守るために建てられ、現在も、現役で使用されています。
石と金属で造られた洋式灯台で、高さは13.7メートルあり、夜になると、レンズが20秒に1度回転し、3枚のレンズが順番に白い光を放ちます。
水銀を入れた水槽にレンズを浮かべることでなめらかに回転させるという当時の最先端の技術を取り入れていて、41キロメートル先からも光を確認することができるということです。
また、常駐する職員の官舎の一つとして建てられた「旧第一物置」は、現在は無線室として使われていて、石造りの白い壁が特徴です。
府内で灯台が重要文化財に指定されるのは初めてだということです。
また、今回の指定で、府内の国宝と重要文化財の数は300件となります。