財政難京都市 東京のアンテナショップを「メタバース」に移転

財政難の京都市は、東京に開設していたアンテナショップを、インターネット上の仮想空間「メタバース」に移し、コストを抑えながら地元情報を発信する取り組みを始めました。

京都市は、平成18年、JR東京駅の近くにアンテナショップを構え、首都圏に向けて情報の発信や工芸品の販売をしてきました。
しかし、4年前、店舗が入居するビルが建て替えられることになり、移転先を探していましたが、地価の上昇で断念していました。
このため、京都市は、東京の大手企業が開設したインターネット上の仮想空間「メタバース」に、ことし3月から新たな情報発信拠点を設けました。
名称は「京都館PLUS X」で、利用者は、パソコンやスマートフォンで分身となる「アバター」を動かしながら、京都の観光名所を映像で見られる部屋や、伝統工芸品を紹介・販売する部屋などを見て回ることができます。
京都市によりますと、企業がすでに構築したシステムを利用しているため、費用は、当初想定した4分の1のおよそ500万円に抑えたということです。
財政難の京都市は、今後、企業が有料で情報を発信できる仕組みを取り入れるなど、資金も集めながら、継続して取り組みたいとしています。