祇園祭 上村淳之さんが手がけた大船鉾の天井画披露

京都の祇園祭のうち今月24日に行われる後祭(あとまつり)の山鉾巡行(やまほこじゅんこう)を前に、山鉾の1つ、大船鉾(おおふねほこ)の天井画を日本画家の上村淳之さんが手がけ、21日披露されました。

山鉾の1つ、大船鉾は幕末の「蛤御門の変」で焼けて以来、巡行に参加していませんでしたが、8年前(2014年)復元されて150年ぶりに復帰しました。
高さはおよそ6メートル、重さは12トン余りある巨大な鉾で、後祭の巡行ではしんがりを務めることで知られています。
この山鉾の上にある屋根裏の天井画を日本画家で文化功労者の上村淳之さん(89)が手がけていて、21日は上村さんも参加して披露されました。
天井画は、格子状になった天井にあうように、1枚あたり縦横30センチ前後の大きさになっていて、20枚のうちこれまでに15枚に筆が入れられています。
上村さんは、四季折々の桜や梅といった花、それにタンチョウヅルやウグイスなどの鳥を優しいタッチで描いています。
上村さんは「構図のなかに存在感が出てきて初めて作品になると考えています。来年の祇園祭にはきちんと仕上がったものを見てもらえると思います」と話していました。
大船鉾が参加する後祭の山鉾巡行は今月24日に行われ、天井画は21日から23日まで大船鉾の会所で公開されています。