祇園祭 3年ぶりの山鉾巡行前に「曳き初め」

7月、3年ぶりに実施される京都の祇園祭の「山鉾巡行」を前に、組み立てが終わった山鉾を試しにひく「曳き初め」が行われました。

京都市中心部では7月、3年ぶりに実施される祇園祭の山鉾巡行のうち7月17日の前祭に参加する山鉾の組み立てが各地で行われています。
このうち、四条通沿いにあり、前祭の巡行で先頭を行く長刀鉾は組み立てを終え12日は試しにひく「曳き初め」が行われました。
例年は一般の人も参加してきましたがことしは新型コロナの感染防止のため、鉾の関係者と近くの小学校の児童のみに限定されました。
鉾の先頭部分に乗った「音頭取」と呼ばれる男性の「エンヤラヤ−」というかけ声を合図に参加者が綱を引くと高さおよそ25メートル、重さ11トン余りの大きな鉾が車輪をきしませながらゆっくりと動き始めました。
そして参加者は汗を流しながら往復であわせておよそ800メートルをひいていきました。
また、鉾の舞台ではかねや笛を演奏する囃子方が「祇園囃子」を奏でたほか、地元の小学生が務める「稚児」が舞を披露しました。
長刀鉾保存会の井上俊郎代表理事は「3年ぶりの巡行なので不安もありますが、疫病退散など3年分の思いを込めて巡行に臨みたいたいです」と話していました。