京都 祇園祭 鶏鉾を飾る懸装品の一部を新調 報道公開

3年ぶりに実施される京都の祇園祭の山鉾巡行に参加する「鶏鉾(にわとりほこ)」で、鉾を飾る懸装品の一部が新調され、報道関係者に公開されました。

「鶏鉾」は今月17日に行われる祇園祭の前祭の山鉾巡行に参加する山鉾の1つです。
鉾を飾る装飾品のうち、下水引(したみずひき)と呼ばれる舞台のすぐ下に飾られる懸装品が老朽化してきたため、およそ4年かけて新調され、4日、報道関係者に公開されました。
下水引は通常3枚で構成され、今回新調されたのは上から2枚目にあたる「二番水引」と3枚目にあたる「三番水引」です。
このうち「三番水引」は江戸時代後期に京都で活躍した画家、松村景文が四季を描いたびょうぶをもとに西陣織で製作しました。
担当した織物会社が糸を特殊な形状で交差させるなど独自の方法を駆使した結果、鳥や花などが立体的に浮かびあがるように表現されています。
鶏鉾保存会の坂本篤史 理事長は「四季を感じてもらえる大変美しいものができて驚いています。3年ぶりの山鉾巡行で多くの人にきれいな懸装品を見ていただきたい」と話しています。
鶏鉾では今月10日から京都市下京区で鉾の組み立て作業を行い、新しい下水引は今月12日に飾りつけることにしています。