半導体の人材育成へ産学官会議 TSMCの本格稼働年内に

熊本県菊陽町にあるTSMCの第1工場の本格稼働が年内に迫る中、産学官による半導体の人材育成に関する会議が開かれ、各社の採用動向などについて意見が交わされました。

台湾のTSMCは、菊陽町の第1工場の本格稼働を年内に始めるほか、ことし後半から第2工場の建設も始める予定で、半導体関連の人材の需要が高まっています。

9日は、熊本市で産学官による半導体の人材育成に関する会議が開かれ、熊本県内の関連企業や教育機関などからおよそ60人が出席しました。

この中で県や国からは、去年春に県内の大学や高校などから、半導体関連企業へ入社した人の数は、前の年から30%ほど増えた一方、昨年度の調査では、九州からおよそ2万7000人出ている理工系の人材のうち、半導体企業に就職した人は9%程度にとどまり、企業側の需要を満たしていないことなどが報告されました。

このあと会議は非公開で行われ、県によりますと、出席者からは女性や外国人など多様な人材の確保が課題で、各企業が積極的な採用を進めていることなどについて、意見が交わされたということです。

九州では、このほかにも国や大学、関連企業などおよそ130の機関が参加するコンソーシアムが、半導体人材の育成に向けて活動するなど、人材の確保に向けた動きが活発になっています。