漫画発売前に投稿する「早バレ」事件摘発の警察に業界が感謝状

漫画雑誌の発売前に、作品の画像をインターネット上に投稿するいわゆる「早バレ」と呼ばれる行為をめぐる事件を摘発した熊本県警に対して、出版社などでつくる著作権の保護団体が感謝状を贈りました。

熊本市で行われた贈呈式では、出版社などでつくる著作権保護団体「ACCS」の中川文憲事務局長から、熊本南警察署の田中弘哉署長と、県警察本部サイバー犯罪対策課の松本建治課長にそれぞれ感謝状が贈られました。

熊本県警などは、ことし2月、集英社と講談社の漫画雑誌、「週刊少年ジャンプ」と「週刊少年マガジン」を発売前に入手した上で、連載されている人気作品をスマートフォンで撮影し複製したとして東京の会社経営者ら2人を逮捕し、2人はその後、起訴されました。

贈呈式のあとの懇談では、中川事務局長が「デジタル化で著作権の侵害が起こりやすくなっている状況のなか、警鐘を鳴らして頂けることはありがたいです」と述べると、田中署長は「作者の権利を守るため、今後も断固とした態度で臨みます」と応じていました。

集英社知的財産課の冨重実也課長は「『早バレ』は、発売日を待つ読者を傷つける行為で、出版社の対策だけでは限界があるので、摘発の意義は大きいです」と話していました。