SNS型投資・ロマンス詐欺の被害額 県内で去年の5倍余に

SNSなどでやりとりを重ねて金をだまし取る「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害が県内で急増しています。
ことし確認された被害は、先月末の時点で5億6000万円余りと、去年の5倍余りにのぼることが、警察のまとめで分かりました。

SNSなどでやりとりを重ね、投資への興味や恋愛感情を利用して投資名目などで金をだまし取る「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害が全国で相次いでいます。

熊本県警察本部によりますと、こうした手口による詐欺の被害は、先月末の時点の暫定値で45件確認され、被害額は5億6000万円余りと、去年の同じ時期に比べて5.5倍にのぼっています。

被害にあった人は、60歳以上が5割近くを占めているものの、若者も含む幅広い年代で被害が確認されていて、警察は投資に関心を持つ人が増えていることが影響していると分析しています。

警察は、SNSやインターネット上で知り合った人からお金の話をされた場合は、まず詐欺を疑ってほしいと呼びかけています。