熊本市電 クレジットカードなどによるタッチ決済で運賃半額

運行開始からことし8月で100年を迎える熊本市電では、その50日前となった12日、クレジットカードなどによるタッチ決済を利用すると、運賃が半額となるキャンペーンが行われています。

熊本市電は、ことし8月1日で運行開始から100年となります。

12日はその50日前となるのに合わせ、市電を降りる際にクレジットカードやカード情報を登録したスマートフォンを専用端末にタッチして決済すると、運賃が半額となるキャンペーンが行われています。

決済した際、表示される運賃は通常と同じ180円だということですが、実際には割り引かれた90円が請求されるということです。

乗客の60代の男性は「ふだんは回数券を使っていますが、きょうは半額なので、タッチ決済を使います」と話していました。

市電の決済手段では、再来年4月から全国交通系ICカードの利用の廃止が決まっていて、熊本市交通局は、クレジットカードによるタッチ決済の利用など、別の手段での決済への切り替えを呼びかけています。

一方、昨年度、市電でのクレジットカードによるタッチ決済の利用割合は、1%にとどまっていたということです。

熊本市交通局総務課の吉岡秀一課長は「タッチ決済は、決済にかかる時間が0.5秒と短くとても便利なので、ぜひ試してほしい」と話していました。

キャンペーンは12日のみ、始発から終電まで実施されています。