山都町の子どもたちが風船で届いたひまわりの種をまく

福岡県の小学生たちが風船で飛ばしたひまわりの種がおととし山都町に届き、地元の子どもたちが種まきをしました。

福岡県大牟田市の小学生が人権学習の一環で飛ばしたひまわりの種をつけた風船が、おととし11月、50キロ余り離れた山都町の九州中央自動車道の建設現場に届きました。

大牟田市立みなと小学校と山都町立矢部小学校の児童たちは、これまでにオンラインで交流を深めていたということで、10日は、山都町の道の駅で矢部小学校の5年生あわせておよそ40人が種まきをしました。

児童たちは、ひまわりの種を飛ばしたいきさつなどについて説明を聞いたあと、花壇にひまわりの種をまき、水やりをしていました。

参加した女子児童は、「花が咲いたら、風船を飛ばしてくれた大牟田市の小学校に写真を送りたいです」と話していました。

この催しに協力した国土交通省熊本河川国道事務所保全企画係長の今村舞さんは、「夏になって、ひまわりが満開になるのが楽しみです」と話していました。

今後、ひまわりが咲いた際には、双方の小学生たちが対面で交流することも検討しているということです。