川辺川のダム 五木村長“建設の受け入れ撤回せず”住民に表明

熊本県を流れる川辺川に建設が予定されているダムについて、建設を受け入れる考えを表明した五木村の村長が、受け入れの撤回を求める住民と面会し、村長は撤回しない考えを述べるとともに、今後も住民への説明を続けていく姿勢を示しました。

球磨川の治水対策として支流の川辺川に国が建設する予定の流水型ダムについて、貯水時に一部が水没すると想定されている五木村の木下丈二村長はことし4月、建設を受け入れる考えを表明しました。

村の住民の有志は「村の将来を左右する重大な件に関しては、住民の話し合いを踏まえて判断すべきだ」などとして、受け入れの撤回を求める抗議文を木下村長に提出していました。

木下村長は6日、村役場で抗議文を提出した住民と面会し、受け入れの撤回はしないとの考えを述べるとともに、「今後も行政座談会などで住民に説明を行うとともに、意見をもらいながら、振興推進や課題解決に全力で取り組む」などと回答し、住民への説明を続けていく姿勢を示しました。

これに対し、住民はダムの必要性に疑問が残っていることなどについて意見を述べました。

抗議文を提出した1人の黒木晴代さんは「ダムありきではなく、治水効果などを学んだり、ゆっくり話し合ったりする場を設けるよう、考えてもらいたい」と話していました。