県内の空き家は約12万戸 住宅全体の約15% 総務省調査

県内の空き家はおよそ12万戸で、住宅全体のおよそ15%にのぼることが、総務省の調査でわかりました。

総務省は、「住宅・土地統計調査」で全国にある住宅の実態を調べ、去年10月1日時点の結果を速報値としてこのほど公表しました。

それによりますと、熊本県内にある住宅の数は84万9000戸で、このうち12万8000戸が空き家だということです。

県内の住宅全体に占める割合は15%で、全国平均の13.8%より高くなっています。

5年前の調査と比べると、空き家は1万6000戸増え、県内の住宅全体に占める割合は1.2ポイント増加しています。

県は、対策として、移住や定住を促進するため県内の空き家情報を検索できる専用のホームページをつくり、去年から公開しています。

全国でも初めての取り組みとして室内を360度見渡せる画像で内覧できるのが特徴で、県はさらに取り組みを進めることにしています。