「企業版ふるさと納税」で 八代市 益城町の企業に感謝状

いわゆる「企業版ふるさと納税」で、八代市に寄付をした、益城町の企業に市から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは去年に続いて、八代市に200万円を寄付した益城町に本社を置く運送会社です。

「企業版ふるさと納税」は8年前に創設された国の制度で、企業が本社がある自治体とは別の自治体の地域活性化事業に寄付をすると、法人税などが最大で寄付額の9割軽減される仕組みです。

個人のふるさと納税と違って見返りはありません。

贈呈式では、中村博生市長が運送会社の住永富司社長に感謝状を手渡し「八代市を多くの人にとって暮らしやすい、住みたくなる町にするために、しっかりと活用していきます。」とあいさつしました。

八代市ではこれまでに県内外の26の企業からおよそ3900万円の寄付金が寄せられたということで、災害に強いまちづくりのための基盤整備や地元企業や農林水産業の支援のほか、子育て世帯の負担の軽減などに活用するということです。

住永社長は「私たちの会社は主に野菜の運送で成り立っています。将来の人材確保の観点からも、八代市が計画している農業や子育てへの支援事業には大きく期待しています」と話していました。