天草に春を告げる“牛深ハイヤ祭り”始まる

天草に春を告げる「牛深ハイヤ祭り」が19日から天草市で始まり、港町はにぎわいを見せています。

「牛深ハイヤ祭り」は、毎年4月に開かれる天草市牛深地域の最大のイベントです。

初日の19日は、地元の牛深中学校と牛深高校の生徒や教職員およそ250人が漁港にかかる牛深ハイヤ大橋の上で踊り、祭りの幕開けを飾りました。

はっぴ姿の生徒たちは牛深ハイヤ節の軽快なリズムに合わせ、船の「ろ」をこぐ動きなどを取り入れた振り付けで元気に踊り歩きました。

また、青い浴衣を身につけた牛深高校の郷土芸能部の部員たちも躍動感あふれる息の合った踊りを披露し、訪れた人たちからは盛んな拍手が送られていました。

牛深高校の3年生で郷土芸能部の浜中悠太郎さんは「踊る側だけでなく観客の方も笑顔になっているのがとてもすばらしい祭りだと思います。たくさんの方に来てもらい、笑顔になっていただきたいです」と話していました。

牛深ハイヤ祭りは21日まで開かれ、地元の漁船団による勇壮な海上パレードや水産加工品などの展示即売会のほか、観光客も飛び入りで参加できる「ハイヤ総踊り」などが予定されています。