熊本県 各地で25度以上の夏日に 植物園では暑さ対策

19日の熊本県内は高気圧に覆われて晴れ、各地で日中の最高気温が25度以上の夏日となりました。
熊本市動植物園では動物たちがアイスキャンディを食べたり水浴びをしたりして、涼んでいる様子が見られました。

熊本地方気象台によりますと、19日の県内は高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上がりました。

日中の最高気温は、あさぎり町で27.7度、人吉市で27.5度、山鹿市と熊本市で26.7度などと、県内18の観測地点のうち14地点で25度以上の夏日となりました。

熊本市東区の熊本市動植物園では、暑さ対策のため、レッサーパンダにすりおろしたりんごで作ったアイスキャンディがプレゼントされました。

レッサーパンダのメスの「シンファ」と娘の「杏香」は、飼育員から竹にささったアイスキャンディをもらうと、あっという間に完食していました。

また、クロサイは飼育員にホースで水をかけてもらうと、水たまりに体に横たえて気持ちよさそうに涼んでいる様子でした。

母親と訪れた6歳の女の子は「暑いです。アイスを食べているレッサーパンダがかわいかった」と話していました。

飼育員の大川菜穂美さんは「急に気温が上がると動物たちへの負担が大きいので、これから夏に向けて、少しずつ暑さに慣れていくように対策したい」と話していました。

気象台によりますと、20日は前線などの影響で曇りの天気で、次第に雨となり、日中の最高気温も19日ほどは上がらず、人吉市で22度、天草市牛深で21度、熊本市と阿蘇市乙姫で20度と予想されています。