熊本 西区に都市計画道路開通 渋滞緩和や防災機能向上に期待

熊本市西区に19日、2キロあまりの区間の都市計画道路が開通しました。
JR上熊本駅周辺の渋滞の緩和や防災機能の向上が期待されます。

熊本市西区のJR上熊本駅の西側の一帯では、県道熊本田原坂線から島崎トンネルの北側をつなぐ2.1キロの区間の都市計画道路の建設が2007年から続いていました。

完成式典で、熊本市の大西市長は「災害時の避難路としての役割を担うとともに、人流や物流を安定的に確保する道路ネットワークとなり、防災面でも効果を発揮すると確信しています」と述べました。

続いて、新たに建設した「本妙寺トンネル」の照明が点灯され、地域の住民や子どもたちが歩き初めをしました。

熊本市によりますと全体の総工費はおよそ142億円で、県道熊本田原坂線などの渋滞の緩和や防災機能の向上が期待されるということです。

このあと、午前10時半ごろ車両の通行が始まりました。

地区の自治会長を務める男性は「やっと開通したのでうれしいです。歩道もできたので子どもたちの通学路について話し合います」と話していました。

また、近くに住む女性は「朝と夕方の渋滞がひどいので少しは減るかなと思います」と話していました。