本震から8年 阿蘇ちょうちん祭で犠牲者悼み復興願う

熊本地震の本震から8年となった16日、阿蘇神社の前では「阿蘇ちょうちん祭」が最終日を迎え、地震の犠牲者を悼むとともに復興を願いました。

阿蘇市の阿蘇神社の前の広場では地震の犠牲者を悼むとともに、復興を願う「阿蘇ちょうちん祭」が今月6日から行われました。

高さ6メートル余り、幅13メートルのやぐらには、全国からの協賛で集まったおよそ1150個のちょうちんが飾られました。

祭りは本震から8年となった16日が最終日で、日没にあわせて点灯されると、本震のあった日付の「4.16」の文字が浮かび上がりました。

辺りはちょうちんの柔らかい明かりで照らされ、訪れた人は明かりを眺めたり写真を撮ったりしていました。

菊陽町から訪れた夫婦は「4.16の文字を見て、全国からの支援のありがたさを改めて実感するとともに、地震のことは忘れてはいけないなと感じました」と話していました。