「楼門」が復旧 阿蘇神社には多くの参拝客

熊本地震の本震で倒壊し、去年12月に「楼門」が復旧した阿蘇市の阿蘇神社は多くの参拝客でにぎわいました。

阿蘇市の阿蘇神社は8年前の熊本地震の本震で国の重要文化財の「楼門」が倒壊するなど大きな被害を受け、復旧工事が進められた結果、去年12月に「楼門」が再建されました。

本震から8年となる16日はツアー客や家族連れなど多くの人が訪れ、「楼門」から神社に入ると修復された場所を見たり手を合わせて参拝したりしていました。

阿蘇市の夫婦は「地震を機に人の温かさや家族の大切さを学びました。能登半島地震で被災された方は大変な思いをしていると思いますが、阿蘇が8年経って復興したように頑張ってほしい」と話していました。

また、東京から訪れた50代の女性は「崩れた楼門を見たときは地震の怖さを知りました。長い時間がかかりましたが、こうやってひとつひとつ復興していくのが感慨深いなと思います」と話していました。

阿蘇神社の阿蘇惟邑宮司は「地震の直後は大変な思いもしましたが、みなさんの支援のおかげで前に進んで来れました。多くの方にお越し頂きこれから恩返しできるようつとめていきます」と話していました。