県庁で蒲島知事の退任式 ”良き流れを夢を持って強く大きく”

熊本県知事を4期16年務めた蒲島知事の退任式が県庁で開かれ、「これまで築いてきた熊本の良き流れを夢を持ってさらに強く、大きくし、熊本の新時代を担っていってほしい」と県の職員に語りかけました。

蒲島知事は、16年前、平成20年の4月16日に知事に就任しました。

熊本地震や令和2年7月豪雨からの復旧・復興や、台湾の半導体大手、TSMCの県内誘致などにあたり、県政史上最長となる4期16年知事を務め、15日、退任となります。

15日は、県庁で退任式が行われ、蒲島知事は職員およそ150人を前に「4期16年勤め上げた達成感や、職員への感謝、一抹のさみしさといった気持ちがこみ上げ、万感の思いだ」と心境を述べました。

そして「熊本にはTSMCの進出を契機とした100年に一度のビッグチャンスが到来している。これまで築いてきた熊本の良き流れを夢を持ってさらに強く、大きくし、熊本の新時代を担っていってほしい」と語りかけました。

県によりますと蒲島知事は退任後、東京大学の先端科学技術研究センターでフェローを務めるということです。