益城町 防災機能強化4車線化工事 新たに620メートル開通

8年前の熊本地震で倒壊した家がふさぐなどして通行できなくなり、防災機能を高めるために4車線化の拡幅工事が進められている益城町の県道で新たに620メートルの区間が開通しました。

新たに開通したのは益城町の中心部を通る県道熊本高森線のうち益城町の古閑交差点から惣領交差点までの620メートルの区間です。

14日午後、益城町で開通式が行われ、初めに全員で黙とうして熊本地震で犠牲になった人を悼んだあと、くす玉を割って開通を祝いました。

8年前の熊本地震で県道熊本高森線は倒壊した家がふさぐなどして通行できなくなくなり、防災機能を高めるため熊本市東区から益城町寺迫までのおよそ3.8キロで4車線化の拡幅工事が進められています。

14日開通した区間を含めると、4車線化を目指す区間の42パーセントにあたる1.6キロで工事が完了し、周辺では朝夕の交通渋滞も激しいことから渋滞緩和も期待されています。

県は、残りの区間について、2年後の令和8年3月末に工事を終えることを目指しています。