民謡民舞の九州地区大会 17歳〜97歳約470人参加 人吉

九州各県の民謡愛好家が全国大会出場を目指して練習の成果を競う民謡民舞九州地区大会が、13日から人吉市で始まりました。

この大会は、日本民謡協会九州地区の連合会と人吉商工会議所などでつくる実行委員会が毎年、人吉市で開いています。

ことしは、13日と14日の2日間開かれ、17歳から97歳までのおよそ470人が九州各県に古くから伝わる民謡で全国大会の出場権を競います。

13日は三味線の伴奏で歌う「梅宴」と尺八の伴奏で歌う「竹韻」の部門が年代別に行われ、熊本県を流れる球磨川を舟で下る船頭たちがうたっていた「球磨川舟唄」や宮崎県に伝わる「稗つき節」などが次々に発表されました。

佐賀県唐津市から参加した森有紀奈さんは「とても緊張しました。豪雨で被災した開催地の復興の励みになればと思い、球磨川舟唄を選ばせていただきました」と話していました。

大会は14日も開かれ、総合優勝を含む上位4人は来年開かれる全国大会に出場できるということです。