熊本地震から8年[阿蘇ちょうちん祭」犠牲者悼み 復興願う

一連の熊本地震で、最初の震度7の揺れがあった日から14日で8年となります。
阿蘇市にある阿蘇神社の前ではちょうちんをともして地震の犠牲者を悼むとともに復興を願う催しが開かれています。

「阿蘇ちょうちん祭」は地震で倒壊した国の重要文化財、阿蘇神社の楼門の復旧工事が終わったことに合わせて地元の人たちが主催して去年12月に初めて開かれ、今回が2回目です。

今回の祭りは熊本地震から8年となるのを前に今月6日から開かれ、阿蘇神社の前に設けられた高さ6.3メートル、幅13メートルのやぐらには、およそ1150個のちょうちんが飾られていて、夜になると、あたりは明かりで幻想的な雰囲気に包まれます。

13日夜は訪れた人たちがちょうちんを見上げて眺めたり、写真を撮ったりしていました。

熊本市から訪れた20代の観光客は「迫力があって綺麗でした。着々と熊本全体が復興しているなと肌で感じられました」と話していました。

また家族で訪れた阿蘇市の30代の男性は「ちょっとずつ阿蘇に元気が戻ってきたんだなと感じます」と話していました。

「阿蘇ちょうちん祭」は4月16日まで行われ、期間中は午後6時から10時までの間ちょうちんが点灯されます。