スイカ生産農家向けマニュアル完成 後継者不足解決に 熊本県

スイカの生産量が全国で最も多い熊本県は、農家の後継者不足の解決につなげようと生産手法のノウハウを集めた農家向けのマニュアルをこのほど完成させました。

熊本県はスイカの生産量が全国で最も多く、有数の産地として知られていますが、作付け面積はおととし1260ヘクタールと、2003年に比べおよそ20年間で60%ほどに落ち込んでいます。

県によりますと、スイカの栽培は経験や勘に基づく管理が多い一方、農家の担い手や後継者が不足していて、栽培に必要なノウハウが失われていくことが大きな課題となっていました。

このため県は、すぐれた技術を持つ県内の農家7人のデータを2021年から3年間かけて収集し、このほど、大玉スイカの栽培管理に関するマニュアルを完成させました。

マニュアルでは、温度や水を管理する方法や、収穫のタイミングを判断するためのポイントなどを写真やイラストで図解しているほか、2次元コードからは解説の動画に接続することもできるということです。

技術の流出を防ぐため、マニュアルは各地域の振興局を通じて農業者など県内の関係者に限り、配布するということです。
県農産園芸課は「生産者だけでなく、新たに参入を考えている若い方にもぜひ活用してほしい」と呼びかけています。