台湾地震の募金箱 国際交流会館などに 今度は熊本から応援

今月3日、台湾の東部沖で起きた地震を受け、8年前の熊本地震で台湾から大きな支援を受けた熊本市は、国際交流会館や市役所に募金箱を設置し、義援金を募っています。

今月3日発生した地震では、台湾東部の花蓮県で震度6強の揺れを観測し、大きな被害が出ています。

熊本市では、8年前の熊本地震の際、台湾から義援金が送られるなど大きな支援を受けたほか、半導体大手、TSMCの進出を受けて台湾からの移住者が増えるなど、関係はさらに深まっています。

市では、台湾に災害見舞金として100万円を送るほか、市役所や区役所、それに熊本市国際交流会館に募金箱を設置し、義援金を募っています。

父親が台湾出身で、9年近く現地に住んでいた熊本市国際課の国際交流専門員、※セン侑佳さんは「地震があった花蓮県に住むおじは無事でしたが、崩壊したビルや土砂崩れの映像を見ると、すごく悲しくなります。熊本地震の時にはたくさん助けられたので、今度は熊本から台湾を応援できたらいいなと思う」と話していました。

また、熊本市国際課、藤崎千春主幹は「市民の方から支援をしたいとの問い合わせもあり、恩返しの意味を込めて設置しました。1日でも早い復旧を願っています」と話していました。

募金箱は、当面の間、設置するということです。