運休が続いていた「球磨川くだり」3年9か月ぶり本格運航再開

令和2年7月の豪雨のあと、運休が続いていた「球磨川くだり」のメインコースの1つが、熊本県人吉市で3年9か月ぶりに運航を再開しました。

再開したのは、熊本県の人吉球磨を代表する観光の呼び物「球磨川くだり」のメインコースの1つである「清流コース」です。

6日は、関係者が出席して安全運航を祈願する「川開き祭」が行われました。

「清流コース」は、球磨川に面した観光拠点施設「HASSENBA」から人吉市温泉町までのおよそ4.5キロを下る「球磨川くだり」のコースです。

令和2年7月の豪雨で航路に土砂が流れ込んで運休し、その後、一部で再開しましたが、台風や大雨の影響で土砂が堆積して再び運休し、川底の土砂を取り除き、航路の安全を確保する作業が行われていました。

3年9か月ぶりの運航再開となった6日は、あいにくの雨でしたが、人吉温泉の女将でつくる「さくら会」のメンバーなど、招待客30人ほどが舟に乗り込み、川下りを楽しみました。

「球磨川くだり」の運営会社の藤山和彦チーフマネージャーは「新たなスタート地点に立つことができた気がします。今後は人吉球磨の皆さんと観光振興に努めていきたい」と話していました。