熊本県立大学の新理事長に黒田忠広さんが就任 県庁で任命式
熊本県立大学の新たな理事長に、東京大学大学院の教授などを務めてきた黒田忠広さんが就任し、1日、県庁で任命式が行われました。
県庁で行われた任命式では、はじめに黒田理事長へ蒲島知事から任命状が手渡されました。
黒田理事長は、三重県出身の65歳。
東京大学工学部を卒業後、東芝で半導体開発に携わり、半導体の専門家として、東京大学大学院の教授などを務めてきました。
理事長の任期は、今月から4年間です。
1日、黒田理事長は、蒲島知事との対談の中で、TSMCなど、海外から熊本に集まる企業の従業員や家族が学生と交流できるよう、大学のキャンパスでイベントなどを進めていく方針を示しました。
黒田理事長は、「熊本を中心にみると、1500キロの範囲で、東アジアの主要なハイテク都市がすべて含まれる。21世紀はアジアと技術の時代で、熊本を中心に世界の頭脳が集まってくる中、地域性と国際性が同時に展開することになり、それを担える若い人材を育成することは幸せな限りだ」と話していました。