山鹿市に閉校した小学校を改修した複合施設が完成

閉校した小学校をコワーキングスペースや宿泊施設などに改修した複合施設が、山鹿市に完成しました。

この施設は、7年前に閉校した千田小学校を、卒業生や地元企業でつくる合同会社が、国の交付金などおよそ3億円をかけて改修してつくりました。

「YAMAGABASE」と名付けられています。

鉄筋コンクリート2階建てで、のべ床面積が3000平方メートル余りある元の校舎を、貸会議室や貸オフィス料理教室が開かれるようなキッチンスタジオ、それに宿泊施設などあわせて12の用途別に整備しています。

このうち、コンピュータ室だった場所は、パソコンなどを持ち込んで仕事ができるコワーキングスペースになっています。

また、教室だった場所には、2段ベッドや個室が設けられていて、最大29人が宿泊できるということです。

30日は、開業を前に施設が公開されました。

施設を見学した地元の60代の女性は「小学校が生まれ変わるのはうれしい。人が集まる賑やかな場所になってほしい」と話していました。

また、「やまがBASE株式会社」の中原功寛代表は「都会と変わらず仕事ができるネットワークがありながら、地方だからこそ緑に囲まれたリラックスできる環境なので、広く使ってもらえる施設にしていきたい」と話していました。