県教委職員が長時間労働で自殺 月の残業時間が100時間超

県教育委員会の職員が長時間労働が原因で自殺していたことがわかりました。
亡くなる前の数か月間はほとんどの月で残業時間が100時間を超えていたということで、県教委は「再発防止に取り組んでいく」としています。

県教育委員会によりますと、亡くなったのは県教委の事務局に勤務していた職員です。

性別や年代は明らかにされていませんが、県教委によりますと亡くなる前の数か月間、ほとんどの月で残業時間が「過労死ライン」を超える100時間以上だったということです。

地方公務員災害補償基金熊本県支部は長時間労働が原因だとして公務災害と認定し、今月25日づけで遺族に伝えたということです。

県教委はNHKの取材に対して「遺族にお悔やみを申し上げるとともに、今後このようなことがないよう再発防止に取り組んでいく」としています。

県教委は職員が亡くなったあと、終業から翌日の始業まで最低9時間空ける制度の導入や月80時間以上の残業をしている職員の上司に幹部が指導するなど長時間労働を抑制する取り組みをはじめたということです。