くま川鉄道 協議会で2025年度中の全線開通目指す方針確認

令和2年7月の豪雨で被災したくま川鉄道の復旧に向けた県や沿線の自治体などによる会合が開かれ、計画どおり2025年度中の全線開通を目指す方針が確認されました。

26日は、県と沿線周辺の10市町村、それにくま川鉄道の関係者による令和2年7月の豪雨からの復旧に向けた協議会が、あさぎり町で開かれました。

豪雨で被災したくま川鉄道では現在もおよそ5.9キロの区間で運休が続いていて、会合では、建設が進められている錦町と相良村を結ぶ長さ397.5メートルの「球磨川第4橋りょう」の工事の進ちょくなどが報告されました。

会合は非公開で行われましたが、事務局によりますと、地中の巨大な石や岩盤の影響で掘削作業に時間がかかり、橋りょうの基礎部分の建設にやや遅れが生じたということですが、計画どおり2025年度中の全線開通を目指す方針が確認されたということです。

会合のあと、くま川鉄道の永江友二社長は「今後もさまざまな課題が出てくるかもしれませんが、1日も早い全線の再開を目指したい」と話していました。