熊本県が北海道と人事交流へ 半導体工場の共通課題で連携

熊本県は、半導体の新たな工場建設が進んでいる北海道と、来年度から職員を互いに派遣する人事交流を始めることになりました。

熊本県内では台湾の半導体大手TSMCの工場が、先月、菊陽町に完成しました。

一方、北海道では日本の主要な企業8社が出資し先端半導体の国産化を目指す「Rapidus」が、量産化に向けた工場の建設を進めています。

熊本県と北海道は去年8月に協定を結び、人材育成やインフラ整備など共通する課題に連携して取り組むことを決めていました。

こうした中、人材の分野でも連携を深めようと、来年度から職員を互いに派遣する人事交流を始めることを決めました。

移住促進や地域振興などを担当する部署から、若手職員1人を2年間、それぞれ派遣することを予定しています。

県によりますと、北海道からの職員の派遣は、2016年の熊本地震で2年間派遣を受けて以来ということです。