不適切な動画を視聴 50代の公立中学校教諭 減給の懲戒処分

公務用のパソコンで、3年近くにわたり業務に関係のない不適切な動画を繰り返し見ていたとして、宇城教育事務所管内の公立中学校に勤務する50代の教諭が、減給の懲戒処分を受けました。

県教育委員会によりますと、宇城教育事務所管内の公立中学校に勤務する54歳の男性教諭は、公務用のパソコンで音楽やギャンブル、アダルトなど業務に関係のない不適切な動画を見ていたということです。

視聴していた時間はことし1月までの2年8か月であわせて1700時間を超え、このうち勤務中はおよそ520時間にのぼっていたということです。

教諭は、みずから受け持っている理科の教室で誰もいない時間帯に視聴を繰り返していたということで、県教委は、この教諭を12日付けで減給10分の1、6か月の懲戒処分としました。

このほか、兼業の承認を届け出ずに教科書を発行する会社から依頼されて教科書を編集し、あわせて86万円あまりの報酬を受け取ったとして、県内の男性高校教諭が戒告の懲戒処分となりました。

県教育委員会の白石伸一教育長は、「信頼を裏切る行為があったことに対し、児童生徒や保護者をはじめ県民の皆様に深くおわび申し上げます」とコメントしています。