ダムで一部水没想定の五木村 国が“地域振興の取り組み推進”

球磨川の治水対策で建設される「流水型ダム」によって一部が水没するとされている五木村の振興のため、村が先月、国などに行った要望に対し、国は5日「持続的な発展に必要な地域振興の取り組みを推進していく」と回答しました。

球磨川の治水対策として支流の川辺川に国が建設する流水型ダムで、五木村では、貯水時に一部が水没すると想定されています。

五木村はダムの受け入れについて賛否を表明していませんが、村と国、熊本県の3者は村の新たな振興計画に合意しています。

こうした中、五木村の木下丈二村長などは先月、国に対し移住などに活用できる平らな土地の確保や水没予定地にある施設の移転が必要な際の費用の補償などを求める要望書を提出しました。

これを受けて5日、工事を実施する国土交通省九州地方整備局の局長ら6人が村役場を訪れ、村長などに回答を行いました。

国は「平らな土地の確保は喫緊の課題と認識している。村との協議が整い次第、速やかに整備を進めていく。施設の移転など、あらゆる制度を駆使して対応する」と述べた上で、「持続的な発展に必要な地域振興の取り組みを県、村と連携して行う」と回答しました。

木下村長は「協議のうえで、私たちも取り組んでいきたい。後押しをお願いしたい」と話しました。

またダムの賛否については「村でしっかりと判断し、意見を返したい」と述べました。