蒲島知事 最後の県議会が閉会「すべての県民に心から感謝」

4期16年つとめている熊本県の蒲島知事にとって最後の定例県議会が最終日を迎え、蒲島知事は「県政運営を続けてこられたのは県民からの深い信頼があったからこそだ。すべての県民に心から感謝申し上げる」と述べました。

蒲島知事は今月の県知事選挙に立候補しないことを表明していて、4期16年つとめたなかで、4日まで開かれた県議会が最後の定例議会となりました。

本会議であいさつにたった蒲島知事は「未来への夢、希望を絶やすことなく4期16年にわたり県政運営を続けてこられたのは、県民からの深い信頼があったからこそだ。すべての県民に心から感謝申し上げる」と述べました。

最終日の4日は予算案などの採決が行われ、豪雨災害からの復興や子育て支援事業にかかる費用などを盛り込んだ来年度・2024年度の当初予算案などが可決・成立しました。

成立した当初予算は、県知事選挙を控えているため一般会計の総額で7707億円あまりと、骨格予算のため去年の当初予算より1400億円あまり少なくなっています。

閉会後、蒲島知事は記者団に対し、「県民のために身を捨てて仕事が出来た。知事になってよかったと思うしし、知事にしてくれた皆さんに感謝したい」と述べました。

蒲島知事は、退任後、東京大学の先端科学技術研究センターで理事を務めるということです。