「くまもと産業復興エキスポ」始まる 台湾企業のブースも

台湾の半導体大手、TSMCの進出をきっかけに、熊本への関連企業の集積が進むなか、県内産業の最新の技術などを紹介する催しが益城町で始まりました。

28日から始まった「くまもと産業復興エキスポ」は8年前の熊本地震から復興する地域や、TSMCの進出で活気づく県内産業の最新の技術などを紹介しようと、熊本県が開いたものです。

28日は午前中にセレモニーが行われ、蒲島知事が「着実に進む災害からの創造的復興と、この先に待つ熊本の輝かしい未来を体感してほしい」とあいさつしました。

催しでは、県内外からおよそ270の企業などが出展しています。

このうち、半導体の設計などを行う熊本市の企業は、特定の音に合わせてロボットの手が動く技術を紹介していました。

また、台湾の半導体関連企業20社あまりもそれぞれブースを設け、来場者に製品の説明を行っていました。

さらに、今月24日に開所式を行った菊陽町にあるTSMCの工場の運営会社のブースには多くの高校生が訪れ、会社の説明などに聞き入っていました。

催しは29日まで2日間行われ、県では1万人の来場を見込んでいるということです。