熊本市の画家 駒田幸之介さん親子の絵画と写真展 宇城市

熊本市在住の画家、駒田幸之介さんが描いた絵画の展示会が宇城市の不知火美術館で開かれています。

駒田幸之介さん(34)は、自分の考えを他人にうまく伝えることができない「自閉スペクトラム症」という障がいがあり、20歳の頃から精力的に絵を描き続けています。

会場には、幸之介さんがオイルパステルやマーカーペンを使って、そのときの心情や風景などを描いた抽象画43点が展示されています。

このうち、「心ウキウキワクワク」という作品は、赤や紫のオイルパステルを全体に塗り広げたあとに、白い色でたくさんの円が描かれ、心が浮き立つような心情をあらわしています。

また、展示会では、幸之介さんの母・利子さんが植物や水の動きなどの一部をアップで撮影した写真27点も一緒に展示されています。

利子さんは「息子が頑張って描いた絵と、私がいろいろなものをクローズアップして撮った写真をたくさん展示しているので多くの人に見に来てもらいたいです」と話していました。

この展示会は今月25日まで開かれています。