台湾の半導体大手TSMC 国内初の工場開所式24日菊陽町で
台湾の半導体大手、TSMCは24日、国内初の工場の開所式を菊陽町で行います。
TSMCは、県内で第2工場を建設することもすでに明らかにしていて、世界的な半導体メーカーの巨大な工場の本格稼働が迫ります。
半導体の受託生産で世界最大手の台湾のTSMCは、3年前の11月、日本で初めてとなる工場を熊本県菊陽町に建設すると正式に発表しました。
工場の建設は、おととしから進められ、すでに建物内に設備の搬入も進めています。
TSMCは24日、第1工場の開所式を行います。
この工場は、ことし年末までに本格的な稼働を始める予定です。
また、TSMCは、県内で2番目となる工場の建設をことしの年末までに始め、2027年末までの稼働開始を目指すことを今月、発表しました。
24日開所式を迎える第1工場がもたらす熊本県内への経済波及効果について、熊本市に本社を置く九州フィナンシャルグループは、2031年までの10年間で6兆8000億円あまりにのぼると試算しています。
熊本県への進出表明から2年あまり、世界的な半導体メーカーの巨大な工場の本格稼働が迫ります。