外国人労働者 過去最多に TSMC進出で台湾出身者5倍

県内で働く外国人は1万8000人余りと、これまでで最も多くなったことが熊本労働局のまとめでわかりました。
特に、TSMCの熊本進出で、台湾出身者は前回の調査から5倍余りと急増しています。

熊本労働局は、県内の事業所で働く外国人の数を毎年10月末時点で調査していて、去年は1万8226人と、前の年よりも3704人、率にして25.5%増えました。

統計を開始した2007年以降で最も多くなりました。

国籍別では、ベトナムが6067人と最も多く、全体の3割を占め、次いでフィリピンが2721人、インドネシアが2033人などとなっています。

また、台湾出身者は744人で、前の年の5倍余りとなり、労働局はTSMCの熊本進出が影響しているとしています。

熊本労働局は「TSMCの進出や新型コロナの影響が緩和されたことで増加している。外国人を雇用する企業に対して、適正な雇用管理の指導を行っていく」と話しています。