食品ロスの3分の1は「野菜」県がモニター調査

本来食べられるものが廃棄される「食品ロス」が家庭でどのように発生しているのかについて熊本県がモニター調査したところ廃棄された食品の3分の1を野菜が占め、最も多くなりました。

熊本県は食品ロス削減の対策にいかそうと、去年8月から9月にかけてモニター調査を行い、2週間にわたって家庭で廃棄した食品の量や種類などを記録してもらいました。

その結果、1人あたりの食品ロスの量は1日62グラムで、国民1人あたり1日114グラムとする国の推計の半分ほどの量でした。

廃棄した食品の内訳は、「野菜」が33%と全体の3分の1を占め最も多くなりました。

次いで、ごはんや煮物などの「調理食品」が31%、「果実」が9%、「酪農製品」が8%などでした。

廃棄した理由としては「収穫時期の野菜をもらったが傷んでしまった」などもらいものの季節の野菜が廃棄につながったケースや「シチューを作りすぎた」など家族が好きなメニューを作りすぎるケースが多かったということです。

県は「毎日の生活で食品ロスについて考え、家庭でもチェックしてほしい」としています。