高校生が地元食材で菓子パンなど開発 売り上げの一部は寄付

県内の高校生が地元の食材を使った菓子パンなどを食品会社と共同開発しました。
熊本地震や令和2年7月豪雨からの復興を支援するため売り上げの一部が寄付されます。

食品会社との共同開発に取り組んだのは、球磨中央高校と熊本商業高校の生徒たちです。

15日、県の教育長を表敬訪問して開発したことを報告しました。

手がけたのは、3つの商品です。

県内産のデコポンのゼリーを使ったパン。

県内産の栗を使ったホイップクリームのパン。

そして球磨の牛乳を100パーセント使用したミルクプリンです。

15日は県庁で販売会も開かれ、生徒たちがみずから店頭に立ち、素材の味を生かした魅力の商品であることなどをアピールしていました。

熊本商業高校マーケティング部の今村桜子さんは「皆さんになじみのあるデコポンを使ったパンを開発しました。酸味と甘みのバランスを考えたので年齢を問わず多くの方に食べてもらいたいです」と話していました。

また、球磨中央高校3年生の松坂碧天さんは「授業の合間なども活用しながら開発しました。素材のおいしさを味わって欲しいです」と話していました。

開発された商品は沖縄県を除く九州各地や山口県下関市内のスーパーやコンビニエンスストアで2月末まで販売され、売り上げの一部が復興に取り組む熊本城と人吉・球磨地域に寄付されるということです。