小学校で森林の働きなど学ぶ林業教室 熊本 人吉

人吉市の小学校で、森林の働きなどを学ぶ林業教室が開かれました。

この林業教室は、市や森林組合などでつくる協議会が、基幹産業の林業に関心を高めてもらおうと開きました。

19日は、中原小学校の5年生51人が森林が川に流れる水の量を安定させることや、木の根が張ることで山崩れを防げることなど森林の働きについて説明を受けました。

また、市の面積のおよそ76パーセントを森林が占めていることや、森林を維持するためには密度が高くならないように木を伐採する必要があることなどをクイズや動画を通じて学びました。

このあと、こどもたちは地元産のスギを使った「いす」作りに挑戦し、くぎの打ち方などを教わりながら1人1脚ずつ完成させていました。

男の子は「人吉市の森林の割合が76パーセントと分かりましたがほかの24パーセントは何だろうと疑問に思いました。将来は林業の仕事ができたらいいと思いました」と話していました。

女の子は「いすは幼稚園のときにも作ったことがあります。きょうの方がむつかしく感じましたが、楽しかったです」と話していました。