球磨川の治水対策 五木村の小学生が県の職員から説明受ける

球磨川の治水対策などを県の職員が子どもたちに説明する取り組みが五木村で行われました。

この取り組みは熊本県が今年度から県内の小学校や中学校などで行っているものです。

11日は五木村の五木東小学校の5年生と6年生あわせて7人が県の職員から説明を受けました。

授業では、職員が人吉市などを流れる球磨川の流域を立体的に表した地図などを使いながら、人吉盆地は、すり鉢状の地形で、流域に降った雨が集まりやすいことなどを説明しました。

そのうえで流域全体で被害を防ぐために川が増水した際に水を一時的にためる遊水池の整備やふだんは水を下流に流し、大雨の時に貯水する流水型ダムの建設といった対策が進んでいることなどを紹介しました。

また、災害が発生する前に避難の際の行動をあらかじめ決めておく取り組みなども説明しました。

説明を受けた小学6年生の男子児童は「治水のためのさまざまな取り組みを知ることができました。大雨の時、ハザードマップを見るなど、できることをしていきたい」と話していました。