球磨川で冬の風物詩「こたつ舟」の運航始まる 人吉市

熊本県人吉市の球磨川で冬の風物詩「こたつ舟」の運航が9日から始まりました。

「こたつ舟」は、人吉球磨を代表する観光の呼び物「球磨川くだり」を運営する会社が始めました。

9日は、運航1時間前から練炭に火をつけ、専用の容器に入れてこたつ舟を準備し、地元の乗船客5人を出迎えました。

「球磨川くだり」は、ことし5月の大雨で航路の川底に土砂が堆積して運休が続いていますが、「こたつ舟」は発着する場所に建つ複合施設の近くのコースを遊覧します。

家族で乗船した客はこたつで暖をとりながら30分ほど遊覧し、人吉城跡など周辺の景色を楽しんでいました。

初めて乗ったという30代の女性は「すごく暖かくて気持ちよかったです」と話していました。

「球磨川くだり」を運営する会社の本村優紀さんは「霧の中をこたつ舟で周遊する冬ならではの魅力があります。ぜひ、お越しください」と話していました。

「こたつ舟」は、来年3月上旬まで運航される予定です。