スマホ見ながら車を運転しバイクに接触 教諭を1か月減給処分

熊本市内の小学校に勤務する女性教諭がスマートフォンを見ながら車を運転して原付きバイクに接触し、バイクを運転していた男性にけがをさせたとして、市教育委員会はこの教諭を1か月間減給する懲戒処分としました。

処分を受けたのは、熊本市内の市立小学校に勤務する22歳の女性教諭です。

市教育委員会によりますと、この教諭は、ことし4月、家庭訪問に向かう際、スマートフォンの地図を見ながら車を運転し、交差点で一時停止の標識に気付かず、原付きバイクに接触しました。

そして運転していた男子大学生に、治療におよそ3週間かかる尾骨骨折のけがを負わせたということです。

教諭は道路交通法違反で検挙され、7月に熊本簡易裁判所から罰金15万円の略式命令を受けたということです。

市教委は指針に基づき、27日付けでこの教諭を1か月間、10分の1減給する懲戒処分としました。

教諭は市教委の聞き取りに対して「慣れない土地で家庭訪問に遅れてしまうのではないかと焦りや不安があった。情けなく、申し訳なく思います」と話しているということです。

市教委は「けがをした男性に大変申し訳なく思います。法令順守に努めてまいります」と話しています。