倒木の危険性のある樹木4900本 熊本市調査

熊本市は、市内の街路樹や公園の樹木などおよそ5万2900本について倒木の危険性がないか調査を行った結果、およそ4900本の樹木で倒木の危険性があることを明らかにしました。

熊本市ではことし7月、中央区の三年坂で街路樹が倒れ車一台が破損したことを受け、市内の街路樹を始め、公園や区役所、保育園などに植えられている樹木、およそ5万2900本について、倒木の危険性がないか総点検を行いました。

その結果、およそ4900本が幹の腐食や根の空洞化、シロアリによる被害などで倒木のおそれがあることが分かったということです。

危険性のある木について、市では来年3月までに伐採や枝葉の切り落としを行い、2026年度までに代わりとなる木を植える予定だということです。

熊本市の大西市長は、「市民の安全安心の確保のためできるだけスピーディに対応し、50年後も愛される緑づくりに取り組みたい」と話していました。